2026-05-30(土)
昨日はマオリ族に会ってきましたよ。ハカのパフォーマンスを見れるなんて宣伝されていたので、原始人のような人たちが10人ぐらい来るのかと思っていたら、顔に入れ墨入っているけどとてもかっこいいジェントルマン1人だったので、ちょっと拍子抜けした。
彼は写真家であり、タイアハというマオリ族の伝統的な武器を使った武術のインストラクターでもあるとのことだった。彼はスピリチュアルな部分で日本の武術、特に日本刀に魅せられているようで、いつの日かマオリと日本をテーマにした展覧会を開きたいという夢を持っているそう。
1時間ほどの講演会だった。マオリの文化を何から何まで紹介することなどはとてもできず、マオリ族は今でも観光客向けのショーとしてではなく、自分たちのスピリチュアルな生き方を真剣に実践しているのだ、ということや、タイアハを使った型をいくつか紹介してくれた。以前、日本のラグビー部の高校生がニュージーランドを訪れた際、マオリ族からすると失礼なことをしてしまい、そのままガチの喧嘩になってしまったことがあるらしい。その後誤解が解けて仲直りはしたんだけど、それだけマオリの人は真剣に生きているってことだそうです。初対面の時に足元に草を置かれたら、それを拾って上にあげれば友好の印、足で踏みつければ敵対の印らしいです。絶対に踏みつけたりしないように。
講演会の最後でQ&Aの時間があった。事前に質問出しておいたが、他の人からもたくさんの質問があがっていたようだし、今日の講演会のテーマとはあまり関係ない質問だったのでスルーされるかなと思ってたが、司会者が「こんな質問しちゃって大丈夫ですかね?」と通訳の人に事前に確認した上で取り上げられた。僕の質問は、「マオリの入れ墨は一人一人異なるのか?それとも同じ部族・家族だと同じ入れ墨を入れるのか?マオリ族同士はお互いの入れ墨を見て、その意味を理解できるのか?」というものだった。マオリ族の入れ墨は一人一人異なり、今回の講演者の場合は、顔の右側が父方を表す入れ墨、顔の左側が母方を表す入れ墨、口の周りに年輪のような意味合いの入れ墨、足にはハンマーヘッドシャークを表す入れ墨などが入っているそう。
ハンマーヘッドシャークはマオリ族にとってはとても神聖な存在のようで、「タコのように死ぬな、ハンマーヘッドシャークのように死ね」と言われているそうだ。釣り上げた時にタコはだらーんとしてしまうが、ハンマーヘッドシャークは釣り上げた後もなお死ぬまで戦おうとするからだそう。
今回の来日では日本刀を製作している工房なども訪れたので日本中を回ったらしいのだが、入れ墨のせいで公衆浴場には入らせてもらえなかったらしい。唯一、アイヌの村では公衆浴場に入れたとか。
